引っ越しの荷造りについて・必要な準備や梱包の流れを解説

本記事では引っ越しの荷造りについて、必要な準備や梱包の流れを含めて詳しく解説しています。引っ越しする場合は、概ね1ヶ月前には準備を始めたほうがいいでしょう。

まだまだ先だと思っていたのに、引っ越しの日はあっという間に訪れます。引っ越しの時期は公私ともに忙しくなることが多いので仕方がない部分もありますが、準備はなるべく早く始めたいものです。この記事では、引っ越しの荷造りと、そのために必要な準備、梱包の流れについて解説しています。引っ越しを控えているという人は、ぜひ読んでみてください。

引っ越しは日程、そして荷物を運ぶ業者を決めることから始まる

引っ越し

引っ越しは、いつ引っ越すのか、そしてどの業者に荷物を運んでもらうのか決めることから始まります。日程が決まらなければ、その日から逆算して準備を始めることができません。特に2~3月頃の新生活を迎える直前は業者の最も忙しい時期なので、引っ越し予定日の2ヶ月ほど前には業者に見積りを依頼し、日程を確定しておきたいものです。早期に予約を入れるとディスカウントしてくれる業者もあります。

なお、業者があまり忙しくない夏場は料金が安くなる傾向があるので、出費をできるだけ抑えたいという人は、8月頃に引っ越すといいでしょう。

引っ越しの荷造りは準備が大事

引っ越し

引っ越しの荷造りは何も考えずにとりかかってしまうと効率が悪いので、まずはあせらずに準備から始めましょう。まずは、引っ越しの荷造りの流れをかんたんに説明します。

引っ越し当日までの梱包ロードマップ

引っ越し

・引っ越しの約1ヶ月前~
宅内のグループ分け
不要な物品の処分

・引っ越しの2週間前~
あまり使わないものを梱包
冷蔵庫内の食品を整理

・引っ越し5日前~
家電製品や家具などの梱包準備
よく使うものの梱包を徐々に開始
それでは、以下で詳しくご紹介しましょう。

ステップその1・宅内のグループ分け

引っ越しの約1ヶ月前になったら、梱包作業に先立ち、宅内をグループ分けします。グループ分けをすることで、梱包や引っ越し当日の指示がしやすくなります。宅内の各部屋や各所のかんたんなレイアウトマップを作り、グループ分けします。「キッチンその1」など、少し細分化してもいいでしょう。このように宅内をグループ分けすることで引っ越し先での荷ほどきをスムーズに進められるようになります。

ステップその2・不要な物品の処分

不要な物品がたくさんあると、荷造りの妨げになります。物量を減らせば、それだけ梱包も楽になるので、「まだ使うだろう」ではなく、迷ったら思い切って処分してしまいましょう。最近は、出張査定に応じてくれるリサイクルショップが増えています。すべてを買い取ってくれるわけではありませんが、比較的新しい家電製品などは現金化できるかもしれません。不用品回収業者に依頼すると、スピーディーに物品を処分できます。ただし、地域を巡回しながら「引き取り無料!」などと宣伝をしている業者に依頼してはいけません。不用品回収業者は、物品を処分する際にお金がかかるため、タダで引き取っていたら商売になりません。このような業者は高確率で悪徳業者なので相手にしないようにしましょう。

ステップその3・あまり使わないものを梱包

引っ越しの2週間ぐらい前になったら、あまり使わない物品の梱包を始めましょう。使用頻度が高い物品をこの段階で梱包してしまうと、新たに購入するなどちぐはぐなことになってしまうので、ぬいぐるみなどの置物、使用していない季節物などから梱包していきましょう。

ステップその4・冷蔵庫内の食品を整理

引っ越しの2週間ぐらい前になったら、冷蔵庫の内部の整理を始めましょう。冷蔵庫の内部からは、予想外の食品が発見されることがあるので、処分するものは処分します。引っ越し当日まで、少しずつ消費、処分できれば理想的ですが、引っ越し直前の数日は外食やインスタント食品などに切り替えてもいいでしょう。

ステップその5・家電製品や家具などの梱包準備

引っ越しまで1週間を切る段階に入ったら、ある程度使用するものでもすぐに梱包や運搬ができるように準備を始めます。日常的に使う洗濯機などの家電製品は、内部にたまっている水を抜いておきます。当日までに使用する可能性の高いトースターや炊飯器などの家電製品は、ダンボールに詰めつつフタを開けておくとすぐに取り出して使えます。

引っ越しの荷造りに必須のアイテム

引っ越し

引っ越しの荷造りを始める前に必須アイテムをすべて準備しておきましょう。以下のようなアイテムがあると、荷造りをスムーズに進められます。

小物

・軍手

梱包の際は、ある程度重い箱を持ち上げたりする作業をすることもあるので、軍手は必需品です。軍手をしないで作業すると、ダンボールや紙の端で指を切ってしまうことがあるので、軍手は必ず準備しましょう。

・カッター

ダンボールの大きさを調整したり、梱包用のテープ類、バンド類を切断したりするときにカッターを使います。荷ほどきの際にも当然必要になるので、カッターは必ず用意しておきましょう。ハサミでも代用できますが、カッターのほうが使いやすいと思います。

・油性ペン

梱包内容、置き場所などをダンボールに書き込むために油性ペンを用意しておきます。ブラック(ネイビー)とレッドなど、判別しやすい組み合わせの2色を準備しておくと便利です。

・工具類

インパクトドライバーがあると便利ですが、シンプルなドライバーセットでも十分に役に立ちます。ラックなどの分解と再組み立てに使用します。

・掃除道具

ホウキやちり取り、ゴミ袋、ぞうきんは必ず準備しておきましょう。引っ越し当日はもちろんのこと、梱包する物品のホコリをその場でさっとぬぐうような使い方もできます。ウェットティッシュも何かと便利です。

梱包資材

・ダンボール

ダンボールは引っ越し社のサービスに含まれている場合もありますが、含まれていない場合は自分で調達する必要があります。スーパーマーケットなどで分けてくれることもありますが、あまり丈夫なダンボールはないので、基本的には購入することをおすすめします。

・緩衝材

エアーキャップなどの緩衝材が100均でも多数販売されています。グラスやカップを包みやすいように加工された緩衝材もあります。

・新聞紙

新聞紙は緩衝材として最高の働きをしてくれます。新聞をとっていない人は手に入れることが難しいアイテムですが、用意できるのであれば10日分程度あればたいへん重宝します。

・梱包用のひも

梱包用のひもも用意しておきましょう。雑誌やポール類、傘などを束ねるのに何かと便利です。梱包したダンボールの補強目的でも使えます。

・ビニール袋

透明のビニール袋やコンビニ袋などがあると、細かいものをまとめて梱包できるので便利です。ダンボール内で小分けにする際もビニール袋は大活躍します。

まとめ

引っ越し

引っ越しの荷造りについて、その流れや準備すべきアイテムを詳しく紹介してきました。引っ越しは、日程と業者を決めることから始めます。その後、引っ越し当日から逆算して必要なアイテムの準備を始め、徐々に荷造りを進めていきます。荷造りは面倒な作業と思ってしまいがちですが、しっかり準備をして、早め、早めに行動すれば意外にスムーズに終わらせられます。この記事が引っ越しを控えている人の参考になれば幸いです。